ブッカーの貼り方
用意する道具はハサミ、カッター、やわらかい布、定規、下敷(ブッカーのウラ紙)針など。
作業には糊のつかない「ブッカーのはさみ」が最適です。
糊面にゴミやホコリが付着しやすいので、テーブルや作業台はキレイにしましょう。ブッカーのウラ紙のシリコン面の上での作業が便利です。
ラベルなど必要なものを貼ってから、作業を始めて下さい。
ミゾ部分は手順として必ず背表紙の次に貼って下さい。順序が後になるとフィルムの切れる原因になります。
貼り方により多少差がありますが、ハサミで切り取る個所は、本に合わせて処理して下さい。
貼り作業時は、糊面の指の跡が表紙面ではなく折り返し部分にくるように心がけて下さい。
強力な糊を使用しているために、貼り直しはできません。作業は慎重に行って下さい。(表紙の素材により、貼り直しができるという例外もあります。)
気泡が残ってしまった場合は、針で穴をあけて空気を抜き、指先で押さえつけて下さい。クロース装、紙などの表紙の場合は、ある程度の時間が経過すると、気泡は自然に消えます。
最後に、四角のツノになっている部分を、ハサミや定規などで軽くたたいてつぶして下さい。
直射日光の当る場所や高温多湿な場所を避けて保管して下さい。